和解学の創成

  • 1872年東京 日本橋

  • 1933年東京 日本橋

  • 1946年東京 日本橋

  • 2017年東京 日本橋

  • 1872年8月〜10月北京 前門

  • 現在北京 前門

  • 1949年前後北京 前門

  • 1930年代北京 前門

  • 1895年台北 衡陽路

  • 1930年代台北 衡陽路

  • 1960年代台北 衡陽路

  • 現在台北 衡陽路

  • 1904年ソウル 南大門

  • 2006年ソウル 南大門

  • 1950年ソウル 南大門

  • 1940年代初ソウル 南大門

韓国ソウル市で開催された第4回アジア未来会議において、「国史たちの対話」というパネルを歴史家ネットワーク班代表劉傑が中心となって開催し、研究分担者の段瑞聡、鄭成、野口真広、領域代表の浅野豊美他、若手の研究員が参加しました。

2018年8月24日(金曜)~28日(火曜)、韓国ソウル市内のThe K-Hotelにおいて、第4回アジア未来会議が開催され、21カ国からの400名以上の研究者が参加しました。このフォーラムの円卓会議「中国・韓国における国史たちの対話の可能性」は、本新学術領域研究「和解学の創成」プロジェクト歴史家ネットワーク班研究代表でもある劉傑教授と、東京大学名誉教授の三谷博が発案し、2016年9月のアジア未来会議以来開催されてきました。

今回は本プロジェクトも共催者となり、「17世紀東アジアの国際関係―戦乱から安定へ」と題する円卓会議を開催し、豊臣秀吉の「文禄慶長の役」もしくは「壬申倭乱」と呼ばれてきた事件について、東アジア三国の中世史・近世史の専門家を招聘し最新の歴史的な成果を踏まえた議論を展開しました。

総合司会は歴史家ネットワーク班代表の劉傑が務め、最後のセッションでは研究分担者の段瑞聡と領域代表の浅野豊美も参加して、議論を総括したのみならず歴史共同研究の困難さや方法を討論しました。また、この「国史たちの対話」パネル以外にも、パラレルセッションにおいて多くのパネルが用意され、分担者の鄭成と野口真広のみならず、早稲田大学の次席研究員の黄斌とリサーチ・アシスタントの佐藤雪絵(優秀発表賞を受賞)、および研究助手数名が当日の会議に参加しました。

また、東南アジアからの留学生が多数を占めた未来会議全体の開会式は、本プロジェクトの研究協力者で、2017年末に早稲田大学で開催された国際シンポジウムにも参加いただいたソウル大学日本研究所HK教授の南基正教授が担当され「AIと人間の心、そして未来」という題での討論が行われました。さらに、高麗大学平和民主主義研究所(Peace and Democracy Institute)、および高麗大学国際日本研究センターとの間で今後の協力に関する話し合いも行われました。詳しくは、黄斌研究員の参加体験記をご覧ください。

ソウル大学朴薫教授、東京大学牧原成征先教授、同名誉教授三谷博教授、京都大学塩出浩教授  国史達の対話に参加した先生方  台湾から参加下さった王文隆教授、分担者の段瑞聡教授
劉傑代表、佐藤雪絵リサーチ・アシスタントの優秀発表賞受賞 分担者の鄭成と野口真広、そして次席研究員黄斌、そして劉傑班に属する若手研究者 総合司会のソウル大学南基正教授と領域代表浅野豊美