1872年東京 日本橋
1933年東京 日本橋
1946年東京 日本橋
2017年東京 日本橋
1872年8月〜10月北京 前門
現在北京 前門
1949年前後北京 前門
1930年代北京 前門
1895年台北 衡陽路
1930年代台北 衡陽路
1960年代台北 衡陽路
現在台北 衡陽路
1904年ソウル 南大門
2006年ソウル 南大門
1950年ソウル 南大門
1940年代初ソウル 南大門
「『親日台湾』と日本の植民地責任」 天江喜久(台南・長栄大学 台湾研究所副教授)
台湾は言わずと知れた「親日国家」である。多くの台湾人が日本の食、文化、風土を愛し、年間400万人以上の人が日本を訪れている。東日本大震災の際には、200億円を超える義援金を供出し、日本人を驚かせた。しかし、台湾の親日ぶりがことさらに注目されるのは、台湾が韓国同様、かつて日本の植民地だったという事実に依拠したものである。すなわち、「親日台湾」はしばし「反日韓国」のアンチテーゼとして位置付けられているものだということだ。日本統治下において、インフラが整備され、産業が発達し、生活水準が向上した一方で、植民者と被植民者間の差別が日常化し、同化を強要され、主体性が去勢された点は台湾と韓国は大同小異であるといえる。またアジア太平洋戦争中は、多くの被植民者が軍人軍属として動員され、多大な犠牲を強いられた点も同じである。とはいえ、戦後補償に関して言うならば、台湾は韓国以上に不十分な処置を受けている。
以下は、このリンクをクリックしてください
台湾在住の天江喜久様から、「『親日台湾』と日本の植民地責任」と題するエッセイを賜りました。韓国との比較の観点から、台湾の人々の記憶と感情を扱ったエッセイです。